
経営をボードゲームで体験!公認会計士・平井孝通先生による職業講話|ジュニアビジネススクール開催レポート|2025年5月18日
【職業講話レポート】キャリアガーデン ジュニアビジネススクール|2025年5月18日(日)開催
この日は、キャリアガーデンにてジュニアビジネススクールの特別授業「職業講話」を開催しました。
講師としてお迎えしたのは、公認会計士であり経営者でもある平井孝通先生。
経営をテーマに、子どもたちはボードゲームを通じて、実践的に社会のしくみを学びました。
子どもたちが進んで準備に取り組んだ講話の朝
今回の職業講話に向けて、子どもたちは事前に準備を行ってきました。
前回の講話(4月27日)で経験した「講師を迎える準備」が活かされ、今回は一人ひとりが自分の役割を理解し、よりスムーズに協力して準備を進める姿が見られました。

教室の整え方やお菓子の配置、歓迎メッセージの内容など、「こうしたら先生が気持ちよく話せるのでは?」という視点で、子どもたちの中から多くの提案が出されました。
名刺交換で始まる社会体験
講話の前には、平井先生と子どもたちとの名刺交換が行われました。
これまでの授業で名刺の使い方を学んできた子どもたちにとって、実際に大人と名刺を交換する体験は貴重な実践の場となりました。

名刺を差し出すときの姿勢や目線、渡し方といった基本マナーを意識しながら、子どもたちは一人ひとり丁寧にごあいさつしていました。
経営をボードゲームで学ぶ体験型の授業
平井先生が用意されたのは、果物屋さんを経営するオリジナルボードゲーム。
子どもたちは「社長」「会計」「仕入れ担当」などの役割に分かれてチームを組み、
- 資金調達
- 商品の仕入れと在庫管理
- 売上と支払いの管理
- 経営中のトラブル対応
といった流れを、ゲーム形式で体験しました。
「会社は一人では成り立たない」「それぞれの役割があるから動く」ということを、遊びながら自然に学べる構成で、子どもたちの集中力も高く、終始活気ある時間となりました。

平井先生の実体験に基づいたメッセージ
講話の後半では、先生自身の経験からくるメッセージが語られました。
- 会計士試験に一度落ちたこと
- 暗記中心の学びから、応用できる力への転換が大切だと気づいたこと
- 学校の教科がすべて社会につながっているということ
「図工はデザインにつながり、算数は経理につながる」といった具体例に、子どもたちは強くうなずいていました。
「目標に向かって努力すること」「努力の方向を自分で考えること」が、将来の可能性を広げるという言葉も、子どもたちの心に深く残ったようです。
子どもたちの変化と成長
講話を聞く間、子どもたちは45分間しっかりと椅子に座り、先生の話に耳を傾けていました。
また、質疑応答ではグループで質問内容を考え、自分の言葉で伝える姿も。
前回学んだ「クッション言葉」や「質問のマナー」も自然と活かされていました。

さらに、今回は「話し手が話しやすい雰囲気をつくる」というテーマで、話を聞く側の姿勢にもフォーカス。
うなずきながら聞く、目を見て反応を返すなど、先生の話を支えるような聞き方が広がっていました。
まとめ
2025年5月18日の職業講話では、子どもたちが経営の基本や役割分担の大切さを体感し、名刺交換や話し方・聞き方といったビジネスマナーも実践しました。
前回の経験を活かしてより主体的に準備に取り組み、実社会とつながるリアルな学びを深めることができた1日でした。
今後もキャリアガーデンでは、「自分の考えを伝える」「相手の話を聴く」「相手の立場を想像する」力を育む学びを大切にしていきます。
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