
はじめての開封動画づくりに挑戦!子どもたちの表現と気づき|ジュニアビジネススクール開催レポート|2025年5月10日
【授業レポート】キャリアガーデン ジュニアビジネススクール|2025年5月10日(土)開催
この日のジュニアビジネススクールでは、子どもたちが「お菓子の開封動画」の撮影に初めて挑戦しました。
今回の授業は、株式会社ミセカタ 代表取締役・諸藤圭代氏が立案・設計を担当。
大人向けの講座でも難易度が高いとされる「動画作品の完成」という壁に、子どもたちがあえて挑戦する授業となりました。
「まずはやってみる」を合言葉に
動画編集の技術は、学び始めの段階で「完成までたどりつけない」「途中で諦めてしまう」という壁に多くの人が直面します。
今回はその壁を越える第一歩として、“まずやってみる”という実践的なスタンスを大切にしました。
カメラの前で話すこと、カメラを意識した見せ方を考えること、セリフやアドリブで表現することなど、どれも初めての経験ばかり。
だからこそ、子どもたちはお互いに声をかけ合い、教え合いながら、協力して進める姿を見せてくれました。
表現の幅を広げる言葉の力
撮影前には、商品(マシュマロ)の感想をどう伝えるかを考える時間を設けました。
「甘い」や「おいしい」だけでなく、「これは甘党の人におすすめ」「ふわふわして雲みたい」といった表現を子どもたち自身で工夫。

また、「苦手」という気持ちをどう伝えるかというテーマでも、相手の気持ちを考えたリテラシーある言葉選びが自然に身につきつつあることが感じられました。
緊張と試行錯誤の連続、それでも前へ
撮影では、演者として登場した子どもたちが、自分なりに動きや見せ方を調整しながら取り組みました。
- カメラを意識する
- 手元で商品が見えるように工夫する
- 言葉に表情をのせる
といった点を、講師のアドバイスを受けながら何度も改善。
大人にとってもハードルの高い「動画作品を完成させる」という課題に、小学生から中学生の子どもたちが果敢に挑戦する様子は、まさに実践的な学びの姿でした。
撮影を通して学んだ「人への配慮」
撮影後、お菓子(教材)のマシュマロを持ち帰らずに置いていく子がいた場面では、講師から「これは教材として準備されたもの。時間をかけて用意されたものだよ」と伝えられると、
「そんなに準備してもらったんだ」と驚く子どもたちの声が上がり、全員が感謝の気持ちをもって持ち帰ることを選びました。

「ものを大切にすること」「背景にある誰かの思いを受け取ること」も、実践を通じて伝わっていきます。
まとめ
2025年5月10日のジュニアビジネススクールでは、「まずやってみる」という方針のもと、動画制作に必要な表現力・協力・リテラシー・配慮を体験的に学びました。
講師の適切なサポートのもとで、子どもたちは「動画をつくる」という目に見えるゴールに向かって挑戦し、自らの気づきと成長を重ねていきました。
キャリアガーデンでは、今後も実社会に通じるスキルを楽しく、実践的に学べる環境を大切にしていきます。
この記事へのコメントはありません。