
迎える準備が学びになる。役割と配慮を育む時間|ジュニアビジネススクール開催レポート|2025年4月26日
【授業レポート】キャリアガーデン ジュニアビジネススクール|2025年4月26日(土)開催
この日は、翌日に予定された職業講話に向けて、ゲストを迎える準備をテーマに授業を行いました。
子どもたちは「誰かを迎える」という経験を通して、役割の意識、配慮の視点、チームワークの大切さを自然と学んでいきました。
ゲストを迎えることは「思いやりの実践」
講師を迎える準備として、教室の整備やお菓子のセッティング、ウェルカムボードの作成などをグループで行いました。
それぞれのアイデアをホワイトボードに出し合い、誰が何を担当するかを話し合って決定。
「どうすれば気持ちよく来てもらえるか?」という問いかけから始まり、相手目線で考える力が引き出されていきました。
ゲストを迎える準備から始まるビジネスマナー
翌日の講話に向けて、ゲスト講師をどのように迎えるかを子どもたちと一緒に考えました。
ホワイトボードには、子どもたちから出された準備案が数多く並び、教室の設営やお菓子・お茶の準備、メッセージカードの作成などが挙げられました。
どれも「相手のためにできることは何か?」という視点で発想されたもので、自然とおもてなしの心が育まれている様子が見られました。

またビジネスの場では欠かせない名刺交換の練習も行いました。子どもたちは見学している保護者にも名刺を渡し積極的に実践していました。
役割の重なりは、話し合いで解決
準備の中では、希望する役割が重なる場面もありました。
そんなとき、子どもたちは「順番にやろう」「交代でやる?」といった提案を自分たちで出し合い、話し合いによって解決する力を実践的に学んでいました。
このようなやりとりの中で、意見の違いを認め合うこと、譲り合うことの大切さも自然と身についていきます。
クッション言葉を知る・使う
後半の授業では、翌日の講話で必要になる「クッション言葉」について学びました。
「恐れ入りますが」「申し訳ありませんが」といった言い回しが、相手への配慮を表す言葉であることを、漢字の意味や例文を通して深く理解していきました。
講師からの「気になることがあっても、まず相手に敬意を払って言葉を選ぼう」というアドバイスに、子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
異年齢だからこそ生まれる学び合い
高学年の子どもたちは、低学年のサポートを自然に行い、年下の子も年上の背中を見て学ぶという良い循環が生まれています。
年齢や経験の差を越えて、「一緒にやる」ことで深まる学びが、この日の準備でも随所に見られました。
まとめ
2025年4月26日のジュニアビジネススクールでは、「人を迎える準備」というテーマを通して、協働・配慮・実践的なコミュニケーションの大切さを体験的に学びました。
準備の中にこそ学びがあることを、子どもたち自身が感じ取りながら、自分たちの役割を果たす姿が印象的でした。
次回はいよいよ、YouTubeや株式会社ミセカタの専務取締役として活躍するモロケンこと諸藤勘太郎氏をお迎えしての職業講話。
今回の学びがどのように活かされるのか、続く授業にもご注目ください。
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