
0学期がスタートしました!|ジュニアビジネススクール開催レポート|4月19日
2025年4月19日(土)、キャリアガーデンにて「ジュニアビジネススクール」の第1回授業が開催されました。
小学1年生から中学1年生までの子どもたちが集まり、ビジネスと情報発信を“体験”として学ぶ新しい学びの場がいよいよ動き出しました。
本記事では、当日の活動の様子をレポート形式でお届けします。
「ビジネスってなんだろう?」から始まる学び
授業の導入では、「ビジネスと聞いて思い浮かぶ言葉」を子どもたちに問いかけ、付箋に書き出すワークからスタート。
「お金」「仕事」「経営」「ためる」「給料」など、子どもたちの自由な発想がホワイトボードに次々と貼られ、教室には活気があふれました。

この日から、ジュニアビジネススクール独自の“ポイント制度”もスタート。授業中の発言や行動に応じてポイント(おもちゃのお金)が得られる仕組みで、楽しく自然に「ビジネスの基本=価値の提供と報酬」を体感できる仕掛けです。
情報発信を「考える」力に変える
次に取り組んだのは、「情報発信ってなんだろう?」というテーマ。
YouTubeやTikTok、Instagramなど、日ごろ子どもたちが触れているメディアが次々と挙がりました。SNSの間違った使い方による炎上など公教育では扱いが難しい内容にも深く切り込みながら授業を進めました。

ただの“発信”ではなく、「誰に伝えるのか?」「どう伝えたら気持ちが伝わるのか?」という視点を加えることで、SNS時代に欠かせない“伝える力”=情報リテラシーを学びます。
この授業で使用した教材は、熊本を拠点に企業向けSNS支援を行っている株式会社ミセカタ、代表取締役の諸藤圭代および諸藤健太郎が監修したもの。実社会に通じるリアルなテーマで、子どもたちの学びを深めています。
カメラを使って初めての「発信体験」
授業の後半では、実際にカメラを使っての撮影体験を行いました。
子どもたちは人形や教室の備品を被写体に、「ズーム」「引き」「スライド」など、基本的なカメラワークを試します。

この活動では、普段見る側だった子どもたちが、“伝える側”の視点に立つことで発信の難しさと面白さを体感することができました。
「どうすれば見ている人に伝わるかな?」「どの角度ならわかりやすい?」といった気づきが次々と生まれ、教室はちょっとした映像スタジオのような雰囲気に包まれました。
年齢を超えて学び合う環境
キャリアガーデンの特徴の一つが、学年をまたいだ異年齢の子どもたちによる学びの共同体です。
この日も、年上の子どもたちが自然と下級生をフォローする場面が多く見られました。
「こうしたらいいよ」と助け舟を出す姿や、「それ面白いね!」と肯定的な声かけをする様子からは、他者と学び合う力=共創の姿勢が育っていることがうかがえます。
最後に
「ビジネスはむずかしいこと」ではなく、「生活の中にあるもの」「自分にもできること」。
ジュニアビジネススクールの開講初日は、そんな感覚を子どもたち一人ひとりに芽生えさせる、貴重な一日となりました。
今後もキャリアガーデンでは、動画編集やSNS発信、リアルな社会との関わりをテーマに、子どもたちが実践的に学べる機会を提供していきます。
次回の授業レポートもどうぞお楽しみに!
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